2022-02-15 20:24

後半戦で痛恨の連敗=日本、感じていた士気の違い〔五輪・カーリング〕

 1次リーグ後半戦での連敗に悲壮感が漂った。前回の平昌五輪で3位決定戦の相手だった英国に完敗し、スキップの藤沢は「きのう(韓国戦)も同じような展開で負けたが、同じようなミスをしてしまった」と序盤の入りを悔やんだ。
 先攻の第1、3エンドで藤沢が円内にたまった相手ストーンを出せず、3点ずつを失う最悪の立ち上がり。この日の氷はスイープが効きやすい傾向だったというが、「逆のミスをしてしまった」と読み切れなかった。2点を返せる好機だった第6エンドは、氷の上のごみに石が引っ掛かって1点止まり。運も味方しなかった。
 リードの吉田夕は試合前、英国の士気の高さが気になっていた。「すごく五輪を楽しんでいるような、やるしかない、というところがコーチも含めて見えていた」。一方で、自分たちは「疲れも出てきた中で、なかなか試合に集中するところまでいかなかったのかな」と反省した。
 4位までが準決勝に進む1次リーグ。2戦を残し、4勝3敗で3位につけている。セカンドの鈴木は「みんなで楽しく私たちらしい、後悔のない試合をしたい」。努めて明るく話した。