2021-02-12 21:51
残る急務の課題=トップ不在の組織委
トップが不在でも五輪は刻々と迫る。この1週間余り、大会組織委員会は森氏の女性蔑視発言の対応に追われた。失った時間は戻らないが、開催可否の判断も含めて急務の課題が残っている。
大会での新型コロナウイルス対策は、観客数の上限や外国人観客の有無など肝心な部分が定まっていない。206の国・地域から1万人超が参加する選手の検査や濃厚接触者の扱いなども詳細はこれから。春までに決定する見込みだが、最大の懸案だけに政府、東京都に加えて国際オリンピック委員会(IOC)との調整がカギとなる。
3月25日には五輪聖火リレーが福島県からスタートする。テスト大会は、3月上旬に予定されていたアーティスティックスイミング(AS)の五輪最終予選がコロナ感染拡大のため延期されたが、4月3日の車いすラグビーから始まる。
大会での観客の扱いや残っている仮設設備などの工事、運営の準備にかかる時間を考えれば、聖火リレーが始まる時期をめどに開催可否を見極める必要も出てきそうだ。IOCが最終的な決定権を持つとはいえ、組織委も次期会長を早急に決めてリーダーシップを取ることが求められる。
大会での新型コロナウイルス対策は、観客数の上限や外国人観客の有無など肝心な部分が定まっていない。206の国・地域から1万人超が参加する選手の検査や濃厚接触者の扱いなども詳細はこれから。春までに決定する見込みだが、最大の懸案だけに政府、東京都に加えて国際オリンピック委員会(IOC)との調整がカギとなる。
3月25日には五輪聖火リレーが福島県からスタートする。テスト大会は、3月上旬に予定されていたアーティスティックスイミング(AS)の五輪最終予選がコロナ感染拡大のため延期されたが、4月3日の車いすラグビーから始まる。
大会での観客の扱いや残っている仮設設備などの工事、運営の準備にかかる時間を考えれば、聖火リレーが始まる時期をめどに開催可否を見極める必要も出てきそうだ。IOCが最終的な決定権を持つとはいえ、組織委も次期会長を早急に決めてリーダーシップを取ることが求められる。