記者会見に応じた東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長との一問一答は次の通り。
　―後任の会長はいつ決まるのか。
　とにかくできるだけ早くしたい。資質は選考委員会で議論される。（開幕が迫る）こういう状況での交代なので、五輪・パラについて今までの経験も必要。
　―新会長は女性か。
　性別を議論する必要は全くない。適任者を選ぶ。それに尽きる。
　―川淵氏の就任が白紙になった。
　川淵さんが会長にという話は、組織委の中で議論したことはない。理事会の定款に従って選考委（を開く）。これ以外に手続きはあり得ない。
　―森会長を慰留したのか。
　私は個人的な意見を述べたつもりはない。私のもとに、続投が望ましいという意見が寄せられた。そういうことを（本人に）申し上げた。
　―森会長は組織委に残るのか。
　そういうポストの問題を議論している状況ではない。一方で森会長が招致、準備の段階で多くの貢献をされた。ＩＯＣでも引き続きご支援いただくのが望ましいと言う方もいる。いろいろ検討しながら適当な結論を得ると思う。