2021-02-11 18:19

森喜朗会長の女性蔑視発言とその後の経緯

2月
 3日 ・東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性理事を選ぶってのは、文科省がうるさく言うんです。だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と女性蔑視発言
 4日 ・森会長が「深く反省している。発言は撤回したい」と謝罪。辞任は否定
    ・国際オリンピック委員会(IOC)が「謝罪した。これをもってIOCは問題が終わったと考えている」と声明
 5日 ・発言を制止しなかったJOCの山下泰裕会長が「指摘する機を逸してしまった」と釈明。森会長の進退については「最後まで全うしていただきたい」
    ・東京都の小池百合子知事が「絶句した。あってはならない発言」とコメント
 8日 ・菅義偉首相が衆院予算委員会で「国益にとって芳しいものではない」と発言
    ・組織委によると5日間で大会ボランティアの辞退者約390人、コールセンターに問い合わせ約4550件
    ・自民党の二階俊博幹事長がボランティア辞退の動きを「瞬間的」と表現。「どうしても辞めるなら新たなボランティアの追加ということになる」
    ・組織委がスポンサー企業向け説明会で釈明
 9日 ・IOCが一転、女性蔑視発言を「完全に不適切」と批判
    ・野党の女性議員が抗議の意思表示として、米国の女性参政権運動を象徴する白い服を衆院本会議で着用
    ・組織委が五輪聖火ランナー全員に謝罪メール送付。返信する形で東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の男性が聖火ランナー辞退を通知
10日 ・小池知事が近く予定されていたIOC、組織委、都、政府による4者会談に出席しない意向表明
    ・組織委スポンサーのトヨタ自動車が豊田章男社長名で「誠に遺憾」と見解発表
11日 ・森会長が関係者に辞任の意向伝える
    ・森会長が日本サッカー協会相談役(元会長)の川淵三郎氏に後任就任要請。川淵氏が受諾の意向示す