2021-02-08 17:48

為末さん「理事会で処遇検討を」=森会長発言で

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視と受け取れる発言をしたことに関して、元陸上選手で五輪3大会出場の為末大さん(42)が8日、自身の公式サイトで「沈黙は賛同であると言われ、強く反省した。私はいかなる性差別にも反対する。そして、理事会での森会長の処遇の検討を求める」とつづった。
 為末さんは日本が世界から、スポーツ界が社会から問われていることは、「社会に約束した理想、原理原則は本当の約束だったのか。原理原則に反した時、相手が誰であろうとも平等に裁くことができるのか。諦めずに声を上げて意見を言う人はいるのか」と指摘。「誰もがオープンに議論に参加でき、個人は声を出す勇気を持ち、きちんと現実を変えていける社会をつくるべきではないか」と訴えた。