2021-02-08 10:49

組織委、対応は「当面なし」=森会長発言の批判高まる中

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は8日、森喜朗会長が女性蔑視と受け取れる発言をし、その後の釈明会見も含めて国内外から批判が高まっていることを受け、記者会見など今後の対応は「当面は予定していない」と述べた。東京都内で取材に応じた。
 組織委は7日夜、「森会長の発言は五輪・パラリンピックの精神に反する不適切なもの。『多様性と調和』は東京大会の核となるビジョンの一つ。ジェンダーの平等は東京大会の基本的原則の一つ」との見解を公式サイトで発表。武藤事務総長は「昨夜掲出したことが全て」と話した。