2021-02-05 17:18

東京五輪のボランティア辞退14件=森会長の問題発言後

 東京都オリンピック・パラリンピック準備局は5日、大会組織委員会の森喜朗会長が3日に女性蔑視と受け取れる発言をした影響で、大会時のボランティア活動を辞退したいとの申し出が5日昼までに14件あったことを明らかにした。いずれも森会長の発言を辞退の理由に挙げたという。都が募集する「都市ボランティア」は、空港や駅での交通案内などを担う予定。 
 一方、組織委は大会運営サポートのため募集した「大会ボランティア」について、「会長の発言後に(辞退者が)増えていることは特段ない」とコメントした。具体的な数は明らかにしていないが、大会の延期決定以来、辞退者はごくわずかで運営に支障はなく、再募集の予定もないという。