2020-11-18 12:35

バッハ会長、選手村に太鼓判=国立競技場にも好印象―東京五輪

 来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が17日、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開催時に各国・地域の選手団が過ごす選手村(東京都中央区)を視察した。トライアスロン女子の上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)らと共に居住棟の様子を確認した会長は「ソーシャルディスタンスは十分取れる。リラックスして安全な気持ちで過ごせると思う」と選手村での新型コロナウイルス対策に太鼓判を押した。
 バッハ会長は選手・コーチの拠点を実際に確かめると「選手はハッピーだと思う。レインボーブリッジが真正面に見えるのは素晴らしい」と好印象を口にした。案内した川淵三郎村長は「(大会の)成功は間違いなし、というような言葉を頂いた。一層、選手村の充実に向けて努力したい」と述べた。
 バッハ会長は開閉会式や陸上競技などが行われる国立競技場(新宿区)も訪問。「素晴らしい雰囲気に満ちている」と評価し、式典に関しては「選手にとって良い経験だったと思ってもらえるようなセレモニーにしたい」と希望を語った。