2022-02-07 08:15
国営テレビ「中国台北」呼称=台湾入場時に習氏の映像―北京五輪〔五輪〕
【北京時事】4日夜行われた北京冬季五輪の開会式の中継で、中国国営中央テレビ(CCTV)のアナウンサーが、台湾の代表団を「中国台北」と呼んだ。会場のアナウンスは従来通り「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」だったが、国内向けには「一つの中国」原則に基づき、台湾も中国の一部であることを強調した。
台湾代表団が入場した際にCCTVは、貴賓席から見守る習近平国家主席の映像に切り替えた。続く香港代表団の入場時にも習氏を映しており、「一国二制度」での台湾統一を目指す習氏の意向をにじませた。
台湾代表団をめぐっては、中国国務院台湾事務弁公室の報道官が1月26日の記者会見で「『中国台北』の選手団」と発言。中国側が開閉会式でも「中国台北」と呼ぶのではないかと警戒する声が台湾で上がり、一時は代表団の開閉会式への不参加を表明していた。
台湾代表団が入場した際にCCTVは、貴賓席から見守る習近平国家主席の映像に切り替えた。続く香港代表団の入場時にも習氏を映しており、「一国二制度」での台湾統一を目指す習氏の意向をにじませた。
台湾代表団をめぐっては、中国国務院台湾事務弁公室の報道官が1月26日の記者会見で「『中国台北』の選手団」と発言。中国側が開閉会式でも「中国台北」と呼ぶのではないかと警戒する声が台湾で上がり、一時は代表団の開閉会式への不参加を表明していた。