東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が４日行った記者会見の一問一答は次の通り。
　森会長　きのうの発言は五輪精神に反する不適切な表現だった。撤回しおわびする。開催に向け引き続き努力したい。
　―辞任の考えは。
　自分からという気持ちはない。皆さんが邪魔だと言えば、老害が粗大ごみになったわけだから、掃いてもらえばいい。
　―国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）に自ら説明する考えは。
　必要ない。今ここで話したから。
　―留任で五輪開催への批判が強まるのでは。
　ご心配であれば、ありがとうございます。
　―女性登用について基本的な考えを。
　女性と男性しかいないから誰が選ばれてもいいが、あまり何名という数字にこだわって無理をしない方がいいと。
　―五輪精神に反する発言をする人が会長に適任だと思うか。
　さあ、あなたはどう思いますか。
　―女性が多いと会議の時間が長いとは、誤った認識では。
　去年から各競技団体が人事に苦労したと聞いている。女性理事を多く選んだが、結果としていろいろあったと。日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の山下（泰裕会長）さんにも（女性理事を増やして）これから苦労しますよと言った。