2021-02-04 12:46

北京五輪、冬季最多109種目を実施=開幕まであと1年

 2022年北京冬季五輪の開幕まで4日であと1年。2月4日から20日まで、冬季五輪史上最多の109種目を実施する。15年7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、アルマトイ(カザフスタン)との二者択一で選ばれた。北京は08年に夏季大会を開き、史上初めて夏冬両五輪の開催都市となる。
 中国での冬季五輪開催は初めて。アジアでは1972年札幌、98年長野、18年の平昌(韓国)に続き4度目。五輪は平昌、21年夏の東京に続き、3大会連続のアジア開催となる。開閉開式は08年夏季大会のメインスタジアム、国家体育場(愛称・鳥の巣)で行われる。
 北京市中心部で主に氷上競技のスケート、アイスホッケー、カーリングを実施。アルペンスキー、そり競技は市郊外の延慶で行う。北京の北西約180キロに位置する河北省の張家口が、ノルディックスキー、バイアスロン、フリースタイルスキー、スノーボードの会場となる。最高時速350キロで運行する京張高速鉄道が19年末に開業し、北京から張家口まで約50分で移動可能になった。
 ノルディックスキーのジャンプ混合団体、フリースタイルスキーのビッグエア男女とエアリアル混合団体、スノーボードクロス混合団体、スピードスケート・ショートトラック混合リレー、ボブスレー女子1人乗りの計7種目が新たに採用された。女子選手数は1314人で全体の約45%となり、冬季五輪史上最多となる見込み。