ハンガリー・オリンピック委員会は２９日、東京五輪に備えて選手への新型コロナウイルスのワクチン接種を開始したと明らかにした。同国では医療従事者に続き高齢者への接種が始まったばかりで、一般国民は２月からの予定。セルビアでも同日から選手への接種が始まった。
　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長は、選手への優先的なワクチン供給に否定的な見解を示していた。
　ハンガリーでは東京五輪と来年の北京冬季五輪への出場が有望な選手８６８人が対象。同国オリンピック委員会は選手が国外での五輪予選に安全に参加するためなどと理由を挙げた。（ロイター時事）。