2022-01-30 17:23
台湾選手団、開閉会式参加せず=呼称問題を懸念か―北京五輪〔五輪〕
【台北時事】台湾教育部(教育省)は28日、2月4日の北京冬季五輪開会式と20日の閉会式に、選手4人を含む代表団15人全員が参加しないと発表した。教育部は理由について、現地への到着時間や新型コロナウイルスの感染状況を考慮したと説明した。
ただ、台湾では今回の五輪開閉会式で、開催国の中国が台湾を「中国台北」と呼ぶことを懸念する声があり、不参加の判断につながった可能性がある。
中国国務院台湾事務弁公室の報道官は26日の記者会見で、「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」の呼称で五輪に参加してきた台湾選手について「『中国台北』の選手団」と発言。これに対し台湾側は強く反発していた。
五輪における台湾の呼称をめぐっては、「一つの中国」原則を掲げる中国政府の立場に配慮し中華民国(台湾)でなく「中華台北」となった経緯がある。
ただ、台湾では今回の五輪開閉会式で、開催国の中国が台湾を「中国台北」と呼ぶことを懸念する声があり、不参加の判断につながった可能性がある。
中国国務院台湾事務弁公室の報道官は26日の記者会見で、「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」の呼称で五輪に参加してきた台湾選手について「『中国台北』の選手団」と発言。これに対し台湾側は強く反発していた。
五輪における台湾の呼称をめぐっては、「一つの中国」原則を掲げる中国政府の立場に配慮し中華民国(台湾)でなく「中華台北」となった経緯がある。