2022-01-17 12:28

デンマークとオランダ、北京五輪に政府代表送らず

 【ブリュッセル時事】デンマークのコフォズ外相は14日、中国・北京で来月開かれる冬季五輪について「政府は出席しないことを決めた」と表明した。「中国の人権状況を非常に懸念している」と強調し、人権問題が理由であることを明確にした。AFP通信が伝えた。
 一方、オランダの外務省も14日、北京五輪に政府代表団を派遣しないと明らかにした。複数の地元メディアが報じた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大によってオランダ国民の現地観戦が認められていないことが理由だとしている。オランダではウィレム・アレクサンダー国王も同様の理由で不参加の意向を示している。 
 北京五輪をめぐっては、新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧に抗議し、米国や英国、カナダのほか、ベルギーやリトアニアなどが「外交ボイコット」を表明。日本も政府代表団の派遣見送りを決めている。