2021-12-09 13:10

外交ボイコットは「政治の問題」=IOCバッハ会長、選手の参加を歓迎―北京五輪

 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日、理事会後にオンラインで記者会見し、来年2月の北京冬季五輪に外交使節団を送らない「外交ボイコット」を表明する国が相次いでいる問題について、「われわれは選手の五輪参加に関心があり、選手が参加して各国政府から支援を受けることを歓迎する。あとは政治の問題だ」と政治的に中立の立場であることを強調した。 
 IOCが2度にわたってテレビ電話で会話し、安全を確認したという中国の女子テニス選手、彭帥さんについては、信頼関係を構築していく重要性を説いた上で、「最も重要な人権を保証している」と語った。
 政情不安が続くアフガニスタンのスポーツ関係者300人を国外退避させたことをアピールし、同国の選手やオリンピック委員会のメンバーらに計56万ドル(約6360万円)を支援することも明らかにした。