2021-12-08 12:29
「政治問題は解決できない」=バッハ会長、「中立」強調―IOC
【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は7日までに、北京冬季五輪をめぐる「外交ボイコット」や中国の女子テニス選手、彭帥さんの消息問題などについて、「何世代もの政治家が解決してこなかった問題を五輪は解決できない」と述べた。ドイツのDPA通信のインタビューで答えた。
バッハ氏はさらに「五輪が、国や政治体制や法律を根本から変えられると期待するのは完全な誇張だ」と話し、政治問題から距離を保つ姿勢を強調した。
IOCは彭さんと2度にわたりテレビ電話で連絡を取った。バッハ氏は「テニス選手としてのキャリアや新型コロナウイルスの世界的流行による影響などについて話してくれた」と内容を明かす一方で、「五輪とは何の関係もない。3度五輪に出場した選手の個人的な問題だ」と主張した。
中国の人権侵害などを理由とする北京五輪開催への批判的な声には、「IOCには、政治体制を変える力も手段もない」と説明。「外交ボイコット」について問われると、「純粋に政治的な議論だ。IOCは政治的中立を貫く」と語った。
バッハ氏はさらに「五輪が、国や政治体制や法律を根本から変えられると期待するのは完全な誇張だ」と話し、政治問題から距離を保つ姿勢を強調した。
IOCは彭さんと2度にわたりテレビ電話で連絡を取った。バッハ氏は「テニス選手としてのキャリアや新型コロナウイルスの世界的流行による影響などについて話してくれた」と内容を明かす一方で、「五輪とは何の関係もない。3度五輪に出場した選手の個人的な問題だ」と主張した。
中国の人権侵害などを理由とする北京五輪開催への批判的な声には、「IOCには、政治体制を変える力も手段もない」と説明。「外交ボイコット」について問われると、「純粋に政治的な議論だ。IOCは政治的中立を貫く」と語った。