2021-11-12 16:37
北京五輪にバイデン氏招待か=オンライン首脳会談で中国主席―米テレビ
【ワシントン時事】米CNBCテレビは11日、関係者の話として、中国の習近平国家主席がオンライン形式で近く開かれるバイデン米大統領との首脳会談で、来年2月の北京冬季五輪に合わせ北京で開催される行事にバイデン氏を招待する見通しだと報じた。複数の米メディアは、首脳会談が今月15日に行われる方向だと伝えている。
CNBCは、バイデン氏が「招待を断って両国関係を冷え込ませるか、民主主義や人権に関する米政権のメッセージに反し招待を受け入れるか(決断を)迫られることになる」と指摘。ジャンピエール大統領副報道官はこれより先、首脳会談について「どんな成果を出すかではなく、両国の競合関係をどう調整するかに焦点を合わせている」と説明していた。
米議会では中国・新疆ウイグル自治区などでの人権侵害に抗議し、北京五輪の開会式や関連行事への高官派遣を拒否する「外交ボイコット」を求める声が上がっている。バイデン政権は北京五輪への対応で、同盟国との協調を重視する姿勢だが、具体的方針は明らかにしていない。
米中は10日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、気候変動対策での協力を盛り込んだ共同宣言を発表。オンライン首脳会談を前に協調姿勢を演出した形だが、台湾情勢や人権をめぐる溝は深く、首脳会談での進展は容易でないとの見方も強い。
CNBCは、バイデン氏が「招待を断って両国関係を冷え込ませるか、民主主義や人権に関する米政権のメッセージに反し招待を受け入れるか(決断を)迫られることになる」と指摘。ジャンピエール大統領副報道官はこれより先、首脳会談について「どんな成果を出すかではなく、両国の競合関係をどう調整するかに焦点を合わせている」と説明していた。
米議会では中国・新疆ウイグル自治区などでの人権侵害に抗議し、北京五輪の開会式や関連行事への高官派遣を拒否する「外交ボイコット」を求める声が上がっている。バイデン政権は北京五輪への対応で、同盟国との協調を重視する姿勢だが、具体的方針は明らかにしていない。
米中は10日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、気候変動対策での協力を盛り込んだ共同宣言を発表。オンライン首脳会談を前に協調姿勢を演出した形だが、台湾情勢や人権をめぐる溝は深く、首脳会談での進展は容易でないとの見方も強い。