2021-10-27 13:01
日本選手団の原田総監督「4年間の成果を」=北京五輪100日前
北京五輪の開幕まで27日であと100日。1998年長野五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子団体金メダリストの原田雅彦さん(53)が時事通信のインタビューに応じた。今夏の東京大会に続きコロナ下での五輪となる見通し。選手は難しい調整になりそうだが、「あれができなかった、これができなかった、ではなく、できることをやって4年間の成果を出してほしい」と激励した。
原田さんは日本選手団の総監督を務める。特に自身の専門であるジャンプ陣への期待は大きい。「メダルを獲得する競技として楽しみにしてほしい」。注目の種目には、ワールドカップ(W杯)総合優勝経験がある小林陵侑(土屋ホーム)、高梨沙羅(クラレ)の男女エースを中心に戦う混合団体を挙げた。
中国で新設のジャンプ台での開催。選手たちは「ぶっつけ本番」を強いられそうだ。原田さんは大会組織委員会から説明を受けたものの、現地を訪れたことがないため、風の影響など分からない部分がある。ただ、「ジャンプは直前の調整で何回か飛べば台の特徴をつかめる。どれだけ調子を良くして北京に乗り込むかが大事」と過度な心配はしていない。
地域特性も絡む冬のスポーツは、競技人口を増やすのも簡単ではない。ジャンプでは近年女子選手が増えてきたが、全体としては横ばいか、やや減少傾向だという。「(72年の)札幌五輪から50年たつ。もう一度、スキーを強化したい」との思いは強い。
札幌市が目指す2030年五輪招致の成功も切望する。機運が盛り上がっていないことは感じているそうで、流れを変えるためにも北京五輪での日本選手団の活躍が重要。「とにかく選手が全力で競技に集中できる環境づくりをしたい」と意欲満々だ。
原田さんは日本選手団の総監督を務める。特に自身の専門であるジャンプ陣への期待は大きい。「メダルを獲得する競技として楽しみにしてほしい」。注目の種目には、ワールドカップ(W杯)総合優勝経験がある小林陵侑(土屋ホーム)、高梨沙羅(クラレ)の男女エースを中心に戦う混合団体を挙げた。
中国で新設のジャンプ台での開催。選手たちは「ぶっつけ本番」を強いられそうだ。原田さんは大会組織委員会から説明を受けたものの、現地を訪れたことがないため、風の影響など分からない部分がある。ただ、「ジャンプは直前の調整で何回か飛べば台の特徴をつかめる。どれだけ調子を良くして北京に乗り込むかが大事」と過度な心配はしていない。
地域特性も絡む冬のスポーツは、競技人口を増やすのも簡単ではない。ジャンプでは近年女子選手が増えてきたが、全体としては横ばいか、やや減少傾向だという。「(72年の)札幌五輪から50年たつ。もう一度、スキーを強化したい」との思いは強い。
札幌市が目指す2030年五輪招致の成功も切望する。機運が盛り上がっていないことは感じているそうで、流れを変えるためにも北京五輪での日本選手団の活躍が重要。「とにかく選手が全力で競技に集中できる環境づくりをしたい」と意欲満々だ。