2021-01-25 12:28

IOC、ワクチン需要調査へ=不足の懸念受け対応―新型コロナ

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は22日、国際オリンピック委員会(IOC)が近く各国・地域オリンピック委員会(NOC)に対し、新型コロナウイルスのワクチン需要などについてアンケート調査を行うことを明らかにした。同日行われたバッハIOC会長とNOC会長とのリモート会合後、取材に応じた。
 山下氏によると、一部のNOCからワクチン不足への懸念が出たという。ただ、バッハ会長は会合で「IOCはワクチン接種を義務付けない決定をした」と強調。英紙タイムズの五輪中止報道については「フェイクニュースだ。日本政府とは常に意見を交換している」と発言した。
 山下氏は開催国NOCの長として、日本の現況などを説明。コロナ禍について「制約があるが、(IOCと)大会開催に向けて協力していく」と述べたという。