2021-01-24 17:07

聖火リレー、走らず式典のみも=緊急宣言や外出自粛地域で―東京五輪

 東京五輪の聖火リレーに関して大会組織委員会が、緊急事態宣言の延長や外出自粛が求められる状況の地域ではランナーによるリレーを取りやめ、各地で聖火の到着を祝う式典のみに縮小する予備案を検討していることが22日、分かった。
 聖火リレーは3月25日に福島県をスタートして、121日間で47都道府県を回る。大会関係者は「従来の形を維持して実施するのが基本だが、宣言が出ていたり、不要不急の外出を自粛していたりする中で走るのは難しいだろう」と語った。
 組織委は各都道府県の実行委員会の判断も踏まえ、それぞれの走行日程の1カ月前をめどに対応を決める見込み。実施時期が早い自治体の実行委担当者は、リレーの規模縮小を含む案を組織委から示されたとして「警備のキャンセル料がかかるので1カ月前には決めてほしい」と話した。