今夏の東京五輪について、日本政府が非公式に中止せざるを得ないと結論付けたと英紙タイムズ（電子版）が報じたことを受けて、カナダ、オーストラリアのオリンピック委員会が２２日までに反応した。
　カナダ五輪委のデービッド・シューメーカー最高経営責任者（ＣＥＯ）兼事務総長は「安全かつ成功裏に開催されると確信している。アスリートの健康と安全に重きを置き、東京五輪への参加に向けて準備を続ける」と公式ツイッターでコメントした。豪州五輪委は公式サイトで、参加して安全に帰国できるように計画を継続しているとし、マット・キャロルＣＥＯは「東京大会は予定通りだ」と述べた。
　昨年３月に五輪の延期が決まる前、カナダ五輪委は昨夏に開催された場合は代表選手団を派遣しないと表明し、豪州五輪委も１年後の開催を前提に準備するよう自国の選手に指示していた。