2021-09-02 19:34

重定、完敗で4強ならず=アーチェリー〔パラリンピック〕

 女子リカーブ個人(車いす、立位など)で初出場を果たした重定知佳(林テレンプ)は準々決勝で敗退した。雨が降り続いた影響で、一気に冷えた中での一戦。試合前までドライヤーを使って体が冷えないように工夫して臨んだが、ランキングラウンド1位だった中国選手に1―7で完敗した。「力及ばなかったが、やり切った感じ」とすがすがしく語った。
 中学生の時に両脚がまひする難病にかかった。長く車いすテニスに打ち込んだ後、アーチェリーを始める。そろそろやめようかと考えていた頃、上山友裕(三菱電機)に出会い、競技を続けた。
 初戦の2回戦では中国選手に快勝した。4日には、上山と組む混合団体も控えている。「ずっと組んできて信用し切っている。不安要素はない」と自信を示した。