2021-09-02 07:45
アフガン女子選手、2日に東京パラ出場=「平和的共存」のメッセージ
東京パラリンピックのアフガニスタン代表、ザキア・クダダディ選手(22)が2日、テコンドー女子49キロ級に出場する。政情不安で当初出国できなかったが、パリ経由で来日。生まれつき右腕に障害を抱え、1回戦で隣国ウズベキスタンの選手と対戦する。
女性に抑圧的なイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧後、クダダディ選手は動画で「手を取って助け出してほしい」と訴えていた。
選手団の2人はオーストラリアなどの支援で出国。AFP通信によると、8月28日に選手村に到着後、関係者と面会して涙を流し、感極まった様子だったという。
一方、爆発で左腕を失ったホセイン・ラスーリ選手(26)は31日、陸上男子走り幅跳びに出場。結果は最下位だったが、競技の合間にカメラに手を振るなど、満足げな表情を見せた。
2人が参加する東京パラリンピックの意義について、選手団のアリアン・サディキ団長は「平和的共存が人類にとって最善という前向きなメッセージを伝えることができる」と強調した。
女性に抑圧的なイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧後、クダダディ選手は動画で「手を取って助け出してほしい」と訴えていた。
選手団の2人はオーストラリアなどの支援で出国。AFP通信によると、8月28日に選手村に到着後、関係者と面会して涙を流し、感極まった様子だったという。
一方、爆発で左腕を失ったホセイン・ラスーリ選手(26)は31日、陸上男子走り幅跳びに出場。結果は最下位だったが、競技の合間にカメラに手を振るなど、満足げな表情を見せた。
2人が参加する東京パラリンピックの意義について、選手団のアリアン・サディキ団長は「平和的共存が人類にとって最善という前向きなメッセージを伝えることができる」と強調した。