2021-08-28 16:35
上地、貫禄の初陣=今度はコートで輝く―車いすテニス〔パラリンピック〕
東京パラリンピック開会式で満面の笑みを浮かべ、聖火最終点火者の1人という大役を担った上地結衣(三井住友銀行)。今度は、車いすテニスのセンターコートで輝いた。女子シングルス1回戦で貫禄のストレート勝ち。幸先良く発進した。
3年前の対戦で6―0、6―0と圧倒したアルゼンチン選手が相手。前日に試合に臨んだ日本勢は全員、白星を挙げたこともあり、「いい活躍をしてくださって、流れを自分が切ってはいけないという緊張感がすごくあった」と振り返る。
引き締まった顔つきに油断は感じさせず、ショットを繰り出した後に時折うなずく姿は、今後の激闘に備えて肩慣らしをしているかのよう。念願の自国開催の初陣を、わずか46分で物にした。
日本選手団の旗手を任された前回のリオデジャネイロ大会は、世界ランキング1位の経験をもってしても、決勝の舞台までは進めなかった。「5年たった今でも悔しい」。この思いが原動力だ。
深く胸に刻み込まれた苦さがあるからこそ、優しいまなざしは少しの間、封印する。「修正するところは練習して準備したい」。落ち着いた表情で先を見据えた。
3年前の対戦で6―0、6―0と圧倒したアルゼンチン選手が相手。前日に試合に臨んだ日本勢は全員、白星を挙げたこともあり、「いい活躍をしてくださって、流れを自分が切ってはいけないという緊張感がすごくあった」と振り返る。
引き締まった顔つきに油断は感じさせず、ショットを繰り出した後に時折うなずく姿は、今後の激闘に備えて肩慣らしをしているかのよう。念願の自国開催の初陣を、わずか46分で物にした。
日本選手団の旗手を任された前回のリオデジャネイロ大会は、世界ランキング1位の経験をもってしても、決勝の舞台までは進めなかった。「5年たった今でも悔しい」。この思いが原動力だ。
深く胸に刻み込まれた苦さがあるからこそ、優しいまなざしは少しの間、封印する。「修正するところは練習して準備したい」。落ち着いた表情で先を見据えた。