2021-08-28 13:34
障害児ら咲かす「ひまわり」=手形のモザイク画が人気―東京〔パラリンピック〕
東京都豊島区の東京芸術劇場で、障害や難病を抱える子どもの手形約6000枚を使った「ひまわり」のモザイク画が人気を博している。制作者の一人は「一つ一つの手は小さくても、集まれば大きな絵を描けると伝えたい」と作品への思いを語っている。展示は9月12日までで、観覧は無料。
縦2.4メートル、横4.4メートルのモザイク画は、赤や黄などの色彩が鮮やか。足形など、身体の一部にインクを付けて押したスタンプも使われている。
体を動かすことが困難な子どもたちの手形を集め、世界一大きな絵を描く「ハンドスタンプアートプロジェクト」の作品で、東京五輪・パラリンピックの開催が決まった2013年に制作が始まった。
手形集めは、障害児の母ら3人が中心となって呼び掛け、障害者団体や難病の子を持つ母の会などが協力。趣旨に賛同した若者らも、海外で病気に苦しむ子どもらに協力を求めるなどし、昨年までに国内外から14万枚超が集まった。
だが、展示スペースの制約から全てを使えず、障害のある子どもの手形を中心に約6000枚で制作。五輪・パラリンピック期間中に予定されたパブリックビューイング(PV)会場での掲示は新型コロナウイルス感染拡大の影響で機会を失い、代わりに東京芸術劇場での展示が決まったという。
プロジェクト代表で、重度のてんかん患者だった長男を5歳で亡くした横山万里子さん(41)は「大変なこともあったが幸せな子育てをさせてもらった。障害があってもできることは多いと明るく伝えていきたい」と語る。「ひまわり」に使い切れなかった手形も全て使った巨大な作品を作り、ドローンで空から撮影することが次の目標という。
縦2.4メートル、横4.4メートルのモザイク画は、赤や黄などの色彩が鮮やか。足形など、身体の一部にインクを付けて押したスタンプも使われている。
体を動かすことが困難な子どもたちの手形を集め、世界一大きな絵を描く「ハンドスタンプアートプロジェクト」の作品で、東京五輪・パラリンピックの開催が決まった2013年に制作が始まった。
手形集めは、障害児の母ら3人が中心となって呼び掛け、障害者団体や難病の子を持つ母の会などが協力。趣旨に賛同した若者らも、海外で病気に苦しむ子どもらに協力を求めるなどし、昨年までに国内外から14万枚超が集まった。
だが、展示スペースの制約から全てを使えず、障害のある子どもの手形を中心に約6000枚で制作。五輪・パラリンピック期間中に予定されたパブリックビューイング(PV)会場での掲示は新型コロナウイルス感染拡大の影響で機会を失い、代わりに東京芸術劇場での展示が決まったという。
プロジェクト代表で、重度のてんかん患者だった長男を5歳で亡くした横山万里子さん(41)は「大変なこともあったが幸せな子育てをさせてもらった。障害があってもできることは多いと明るく伝えていきたい」と語る。「ひまわり」に使い切れなかった手形も全て使った巨大な作品を作り、ドローンで空から撮影することが次の目標という。