2021-08-27 16:26

食品ロス、五輪後半やや改善=パラはパンをフードバンクに―組織委〔パラリンピック〕

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは27日、五輪で問題となった会場での食品ロスについて、大会後半は会場全体で1〜2割まで減り、大会前や前半からやや改善したことを明らかにした。
 五輪開会式が行われた7月23日の国立競技場では、スタッフらに用意した約1万食のうち約4000食が余った。8月3日までの1カ月間で食品ロスは20会場で約13万食。飼料やバイオガスに活用したとはいえ、批判が高まっていた。
 8日の五輪閉会式では約6000食を用意してロスは約200食。24日のパラリンピック開会式での食品ロスは約100食だった。
 パンは比較的に消費期限が長いため、組織委は国立競技場と東京体育館で余った分をフードバンクに寄贈する取り組みを24日に始め、26日までの3日間で約90個を寄贈した。