2025-04-14 12:37

JOC新会長、田嶋氏有力に=役員候補「絞り込まれてきた」

日本サッカー協会前会長の田嶋幸三氏
日本サッカー協会前会長の田嶋幸三氏
 日本オリンピック委員会(JOC)は6月に役員改選を行う。新たな役員の候補について、JOC関係者は「だいぶ絞り込まれてきている」と話しており、新会長には前日本サッカー協会会長の田嶋幸三氏(67)が有力候補になっている。2019年から会長を務める柔道五輪金メダリストの山下泰裕氏(67)は頸椎(けいつい)損傷で療養が続き、任期満了で退任する。
 田嶋氏は15年に国際サッカー連盟理事に就任。選手として五輪出場経験はないが、JOCでは常務理事や副会長を歴任した。関係者の一人は「(会長には)国際オリンピック委員会(IOC)とのつなぎ役になれる人がいい」と話しており、国際舞台の活動経験が豊富な同氏は適任と言えそうだ。
 会長就任に向けて支障はない様子。来年3月まで任期があった東アジア・サッカー連盟会長はこのほど退任した。妻でスポーツドクターの土肥美智子氏はJOC理事を外れる方向で検討されているという。 
 JOCは今月下旬に理事の候補者を選ぶ委員会を再び開く予定。新理事は6月の評議員会で承認され、会長は理事の互選で決まる。