2021-08-24 22:36

谷、万感の思い〔パラリンピック〕

 日本選手団の旗手を務めた義足のアスリート、トライアスロン女子の谷真海(サントリー)は「夢のよう」と万感の思いで入場行進。卓球男子の岩渕幸洋(協和キリン)とともに日本国旗を持って先頭を歩き、マスク越しに笑顔を浮かべて手を振った。
 東日本大震災で故郷の宮城県気仙沼市が被災した経験を基に、2013年の国際オリンピック委員会(IOC)総会では「スポーツの力」を訴えるスピーチを披露。東京大会の招致に貢献した。
 1年延期を経てようやくたどり着いた舞台の開幕を「奇跡的」と表現する。「開催にご尽力くださった全ての皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と実感を込めた。