2025-03-25 20:32
メイン会場新設へ=計画が二転三転―32年ブリスベン五輪
【シドニー時事】オーストラリア北東部クイーンズランド州政府は25日、2032年ブリスベン夏季五輪・パラリンピックの施設整備計画見直しを発表した。6万3000人収容の新たなスタジアムを中心市街地に近いビクトリア公園に建設することなどが柱。既存施設の改修が一時検討されたメイン会場は二転三転の末、新設に決着した。
23年の当初案では、クリケット場を建て替えてメイン会場とする予定だったが、物価高騰を受けて24年3月に既存の陸上競技場を改修する案に変更された。同年10月の州議会選挙で、州政与党が中道左派の労働党から保守系の自由国民党に交代。専門家らが検討し、新設案が採用された。
豪メディアによると、メイン会場の建設費は推計で約38億豪ドル(約3600億円)。当初案の27億豪ドル(約2600億円)から大きく膨らむ見通しだ。州政府は別途建設する屋内競技場に民間資金を導入し、大会全体の整備費用を予定の71億豪ドル(約6700億円)に抑える方針を示した。
新計画では2万5000人収容の水泳施設の新築やテニス施設拡張の他、セーリングをグレートバリアリーフに近いウィットサンデー諸島で行うことなども決まった。
23年の当初案では、クリケット場を建て替えてメイン会場とする予定だったが、物価高騰を受けて24年3月に既存の陸上競技場を改修する案に変更された。同年10月の州議会選挙で、州政与党が中道左派の労働党から保守系の自由国民党に交代。専門家らが検討し、新設案が採用された。
豪メディアによると、メイン会場の建設費は推計で約38億豪ドル(約3600億円)。当初案の27億豪ドル(約2600億円)から大きく膨らむ見通しだ。州政府は別途建設する屋内競技場に民間資金を導入し、大会全体の整備費用を予定の71億豪ドル(約6700億円)に抑える方針を示した。
新計画では2万5000人収容の水泳施設の新築やテニス施設拡張の他、セーリングをグレートバリアリーフに近いウィットサンデー諸島で行うことなども決まった。