2021-08-08 20:07

異例の大会、さまざまな思い=東京五輪ひとこと集〔五輪〕

 コロナ下での東京五輪。異例の17日間を選手の印象的な言葉で振り返る。
 ◇全て置いてきた
 上野由岐子(ソフトボール金、福島で2試合)自分の持っている全てを、グラウンドに置いてこられた。
 ◇喜び超えた喜び
 阿部詩(柔道女子52キロ級金。兄の一二三と同日優勝)喜びを超えた先の喜びを体感した。
 ◇時代つくった
 大野将平(柔道男子73キロ級連覇)リオは若さと勢い。今回は我慢と自分の柔道スタイルで勝ち取れた。やっと胸を張って、時代をつくったと言える。
 ◇夢はここまで
 内村航平(体操男子鉄棒予選落ち)これだけ応援してもらって失敗するのはプロとして失格。僕が見せられる夢はここまでなんじゃないか。
 ◇誇り持てる
 池江璃花子(競泳女子。白血病を克服)人生のどん底に突き落とされて、ここまで戻ってくるのは大変だった。この舞台に戻ってこられて、自分に誇りを持てる。
 ◇ここにいられて幸せ
 大坂なおみ(テニス女子単3回戦敗退)負けたことは悲しいけれど、ここにいられたことは幸せ。
 ◇こんな悔しさない
 久保建英(サッカー男子4位)今までサッカーだけやってきて、こんなに悔しいことはない。
 ◇苦しさちっぽけ
 新谷仁美(陸上女子1万メートル21位)選手以上に苦しい思いをしてる人たちはたくさんいる。私の苦しさなんてちっぽけ。
 ◇沖縄の伝統伝えた
 喜友名諒(空手男子形で金)沖縄の伝統が世界に広がり、空手が愛されているのを伝えられた。
 ◇現実なのか
 山県亮太(陸上男子400メートルリレーでバトンパス失敗)目の前で起こっていることが現実なのかと感じた。
 ◇いい夢で
 稲見萌寧(ゴルフ女子銀)夢の舞台だったが、いい夢で終わらせられる。
 ◇信じてやれば
 高田真希(バスケットボール女子銀)信じてやればここまで来られるんだと実感した。
 ◇スポーツは必要
 アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ=テニス男子単で金)今の世界にスポーツは重要なのではなく、必要。テレビの前でも応援できる何かが必要なんだ。
 ◇健康の価値高い
 シモーン・バイルス(米国=体操で数種目欠場)どんなメダルよりも、自分の健康の価値は高い。