2021-08-08 18:26

福井団長「誇りに思う」=日本選手団が総括会見〔五輪〕

 東京五輪日本選手団の福井烈団長は8日、大会を振り返る総括会見を開き、日本選手の活躍について「選手にはルールを守ってベストを尽くしていただいた。頼もしいし、誇りに思う。アスリートの真摯(しんし)に戦う姿が、皆さんの心を熱くしたと信じている」と述べた。
 日本は史上最多の金メダル27個を獲得。尾県貢総監督は「金30個という目標には及ばなかったが、1年延期という想定はしていなかった状況で、限りなく近い成績を残すことができた」と話した。躍進の要因について、「味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)ができて13年。NTCに強化拠点を有する競技が高い成績を収めている。今大会は成果が顕著に表れた」と分析した。
 厳しい新型コロナウイルス感染対策が施された今大会。福井団長は「適切に対応することができて、選手の大会参加に影響は出なかった。一人一人の責任ある行動が、このような結果に結び付いた」と話した。