2021-01-19 07:31

東京五輪組織委の武藤事務総長「理解に苦しむ」=IOC名誉委員の発言に

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は18日、国際オリンピック委員会(IOC)元副会長で名誉委員のケバン・ゴスパー氏(オーストラリア)が五輪開催可否の解決を国連に委ねる可能性に言及したことについて、「何を考えているのか、理解に苦しむ」と述べた。都内で取材に応じた。
 IOCで東京五輪の調整委員長を務めるジョン・コーツ副会長は、ゴスパー氏と同じオーストラリア出身。武藤事務総長は「コーツさんもそれは違うと言っておられるようだ」と話した。
 他に、IOC最古参委員のディック・パウンド氏(カナダ)が新型コロナウイルス感染者急増を理由に五輪開催への懐疑的な見方を示している。武藤事務総長は「IOCの中は一枚岩だろう。あの発言で大きな変化があるとは思っていない」と語った。