2021-08-06 18:49

IOC会長「無事で喜ばしい」=ベラルーシ選手の亡命

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は6日の記者会見で、東京五輪陸上女子のベラルーシ代表だったクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)が亡命先のポーランドに到着したことを受け、「無事だと聞いている。われわれは喜んでいる」と語った。
 バッハ氏は、ツィマノウスカヤ選手が夫と一緒にいると説明。「キャリアを継続したい」と話す同選手の意向に関連し、「ポーランド・オリンピック委員会が支援する」と明らかにした。 
 バッハ氏はまた、ツィマノウスカヤ選手の問題に関するIOC規律委員会の手続きは「進行中だ」と強調。既に大会参加資格証が剥奪されたベラルーシのコーチ2人以外の関係者も、必要な場合は処分される可能性があると示唆した。