2022-02-17 22:02

「金以上にこん身のレース」=高木美帆との一問一答〔五輪・スピードスケート〕

 スピードスケート女子1000メートルで金メダルを獲得した高木美帆との一問一答は次の通り。
 ―銀メダル三つで最終種目を迎えた心境は。
 朝、姉(菜那)に「銀が四つでも快挙らしい」と言われた。ただ、自分の中でプレッシャーを受け止める余裕がなかった。最後まで滑り切ること、最初の一歩をしっかり決めることだけを、ずっと考えていた。
 ―レース後、ヨハン・デビットコーチと抱き合った。
 金メダルが決まった後は、お互いに「ありがとう」という言葉しか出てこなかった。(コロナ陽性で)初めてヨハンがレースにいないということを経験した時に、私の中での彼の存在の大きさを強く感じたところはある。
 ―個人で初の金となった。
 私だけではなく、サポートしてくださる人の力、コーチたちの支えというものが表れた金メダル。チームの強さを証明できた。
 ―5種目を終えて。
 やり切れたなという強い達成感は感じている。三つの銀メダルはどの種目も、感じる気持ちが全く違った。最後は金メダル以上に、自分のこん身のレースができたことが一番うれしかった。