2022-02-17 20:29
チーム支えた「弱さの情報公開」=日本、2大会連続準決勝へ〔五輪・カーリング〕
2大会連続の準決勝進出を決めたロコ・ソラーレの日本。15日に英国に敗れ、1次リーグ敗退の瀬戸際に追い込まれた時、リザーブの石崎が4人に説いた。「負のものは自分一人で抱えずに分散して、いいものは4人でプラスに変えてほしい」。この4年間取り組んできた「弱さの情報公開」を改めて呼び掛けた。
16日の米国戦の第7エンド、4失点して追い付かれ、落ち込みそうになったスキップの藤沢は、サードの吉田知に声を掛けられた。「大丈夫。まだ同点になっただけだから」。試合を通じて前向きな言葉をもらい続け、「私を勇気づけてくれた」と藤沢。作戦を決めるときには4人が自然に集まって会話した。途中加入ゆえに客観的な視点を持つ石崎は「このチームはコミュニケーションを大切にした方がショットが決まる」とみていて、チームがいい方向に行くと感じた。
銅メダルを獲得した平昌五輪後はさまざまなプレッシャーとの戦いだった。精神的支柱だったロコ・ソラーレの生みの親、本橋麻里さんが第一線から離れた。その中で、それぞれが重圧、孤独を一人で抱え込まずに「必要なときは周りの人に『ごめんなさい、きょうは助けが必要です』と声を掛けるようにした」と吉田知。「余裕のある人が、なくなっている人をサポートする。チームが最高のプレーをできるようなサポートをお互いにしてきた」と振り返る。
最終戦でスイスには敗れたが、準決勝でもう一度対戦するチャンスを得た。前回は越えられなかった決勝への壁にも挑む。吉田夕と鈴木は「歴史を変える」と口をそろえた。
16日の米国戦の第7エンド、4失点して追い付かれ、落ち込みそうになったスキップの藤沢は、サードの吉田知に声を掛けられた。「大丈夫。まだ同点になっただけだから」。試合を通じて前向きな言葉をもらい続け、「私を勇気づけてくれた」と藤沢。作戦を決めるときには4人が自然に集まって会話した。途中加入ゆえに客観的な視点を持つ石崎は「このチームはコミュニケーションを大切にした方がショットが決まる」とみていて、チームがいい方向に行くと感じた。
銅メダルを獲得した平昌五輪後はさまざまなプレッシャーとの戦いだった。精神的支柱だったロコ・ソラーレの生みの親、本橋麻里さんが第一線から離れた。その中で、それぞれが重圧、孤独を一人で抱え込まずに「必要なときは周りの人に『ごめんなさい、きょうは助けが必要です』と声を掛けるようにした」と吉田知。「余裕のある人が、なくなっている人をサポートする。チームが最高のプレーをできるようなサポートをお互いにしてきた」と振り返る。
最終戦でスイスには敗れたが、準決勝でもう一度対戦するチャンスを得た。前回は越えられなかった決勝への壁にも挑む。吉田夕と鈴木は「歴史を変える」と口をそろえた。