2022-02-03 12:32

高梨、V候補本命に浮上=米データ会社の北京五輪メダル予想〔五輪〕

 米国の大手データ会社グレースノート社は2日、開幕を控えた北京五輪のメダル獲得の最終予想を公表した。日本勢の金はノルディックスキー・ジャンプ男子個人ラージヒルの小林陵侑(土屋ホーム)と同女子個人ノーマルヒルの高梨沙羅(クラレ)、スピードスケート女子1500メートルの高木美帆(日体大職)の3個。全体では金3、銀7、銅9の計19個で、過去最多だった前回の平昌五輪の13個を大きく上回る数字となった。
 高梨の当初予想は銀だったが、金候補だったマリタ・クラマー(オーストリア)が新型コロナウイルス陽性で欠場が決まり、繰り上がる形となった。フィギュアスケート男子は3連覇を狙う羽生結弦(ANA)が銀、鍵山優真(オリエンタルバイオ)は銅。金はネーサン・チェン(米国)と予想された。
 フリースタイルスキー・モーグルで男子の堀島行真(トヨタ自動車)、女子の川村あんり(東京・日体大桜華高)はともに銀。スノーボードで男子ハーフパイプの戸塚優斗(ヨネックス)は銀、平野歩夢(TOKIOインカラミ)は銅、女子ビッグエアの鬼塚雅(星野リゾート)は銀の予想。スピードスケート女子500メートルで前回金の小平奈緒(相沢病院)は銀となっている。
 2018年以降の主要大会の成績を基に分析して予想された。グレースノートによる国・地域別のメダル数ランキングでは計44個のノルウェーがトップで、19個の日本は10位。