2021-12-10 14:26

スケートボードが実施競技に=クライミング、サーフィンも―28年ロス五輪

 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、2028年ロサンゼルス夏季五輪で実施する28競技を発表し、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンが含まれた。来年2月のIOC総会で正式に決定する。この3競技は東京五輪で追加競技として初めて実施された。
 ボクシング、重量挙げ、近代五種は外れたが、条件次第で23年のIOC総会で追加する可能性がある。IOCは国際ボクシング協会(AIBA)には組織運営の改革や試合判定の整合性の確保を求め、実現されれば19年から継続中の資格停止処分を23年に解除することを示唆した。 
 国際重量挙げ連盟(IWF)にはコンプライアンスの徹底と相次ぐドーピング違反への対処などを要求。24年パリ五輪後に競技5種目から馬術の除外を決めた国際近代五種連合(UIPM)は、代替種目を含めた新たな競技形式をまとめる必要がある。
 ワールドカップ(W杯)の隔年開催案が検討されているサッカーについては、「国際試合の日程を引き続き監視する」とした。IOCはこの案に懸念を示している。