2021-12-08 22:52

表彰台をメダリスト母校に譲渡=東京五輪組織委

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、使用済みプラスチックを原料に製作し、大会で使用した表彰台を日本人メダリストの出身校などに譲渡すると発表した。大会のレガシー(遺産)として子供たちなどに身近に触れてもらい、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを発信する。
 表彰台の譲渡先は、五輪とパラリンピックの日本選手団のメダリスト(ガイドなど含む)計193人の出身校や、競技会場があった自治体など。希望調査などを経て、来年1〜3月に譲渡する。
 組織委の橋本聖子会長は「表彰台はアスリートにとって非常に特別な場所で、大会を象徴するアイテムの一つ。東京大会を語り継いでいくきっかけとなれば、こんなに素晴らしいことはない」とコメントした。