2021-09-17 18:46

メダル51個「大いに評価」=競技団体運営に課題―鳥原JPC会長

 日本パラリンピック委員会(JPC)の鳥原光憲会長は17日、日本記者クラブで会見し、東京大会で金13個を含むメダル51個を手にした日本選手団について「大いに評価したい」と述べた。
 五輪実施競技との選手層の違いにも触れ、日本陸連の登録会員は40万人規模で推移しているが、パラ陸上では2020年度の会員が身体、知的、視覚障害の3団体合計で約1300人にとどまると説明。会員数を増やすなどして運営基盤を拡充することが課題の一つと捉えており、鳥原会長は「競技団体の自立を基本とした支援を考えたい」と話した。
 新型コロナウイルス禍を受け、国内で開催を予定していた国際大会やテスト大会を取りやめた際、欧米諸国から「競技会の中止は避けてほしい」と抗議されたことも明かした。