関心引いた渡辺氏のアイデア=改革案にも独自性―IOC会長選
候補者7人の最後に登壇した渡辺氏がIOC委員の関心をぐっと引きつけた。委員の一人であるフェンシングの五輪メダリスト、太田雄貴さんは「聞き入るという意味では、一番聴衆の気持ちをつかんでいたのではないか」と会場で演説を直接聞いた印象を語った。
独自のアイデアを前面に出してアピールした。昨年12月に出した公約に含めた「五大陸五輪」構想に加えて、この日新たにIOCを「ワールド・スポーツ・オーガニゼーション」とし、活動内容を拡大させる改革案を発表。世界のスポーツをつかさどる機関として、五輪に限らずスポーツの価値を高める組織を目指すとした。
記者会見後に日本メディアの取材に応じた渡辺氏は「ピンときていないと思うが、後で考えたら(組織を)グレードアップしていくことだ(と分かってもらえる)」と自信を示した。ただ、組織名から「五輪」が消えることには多くの反発が予想される。「理解を得るのに相当の時間がかかると思う」とも話した。
数十ページに及ぶ公約を発表していた候補が何人もいた中、渡辺氏は5ページで簡潔にまとめた。「焦点を絞っていたから聞きやすかったと思う」と手応えを口にした。(ローザンヌ時事)
[時事通信社]
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