中日でも好素材発掘を=楽天から「移籍」、山田スカウト―プロ野球
プロ野球楽天で18年間スカウトを務めた山田潤さん(53)が今季、中日のスカウトに「移籍」した。楽天では主に東海地区を担当し、則本昂大投手らの入団に携わった。昨年は西日本エリアマネジャーも務めるなど経験は豊富。新天地で「何とか強くするんだ、という思いで仕事をしたい」ときっぱりと話す。
埼玉県出身。野手として西武と広島でプレーし、2007年にスカウトになった。思い出深いのは12年秋のドラフト。スカウト陣の総意で星野仙一監督(当時)のために即戦力の選手を獲得することになり、三重中京大の則本を2位指名。すると、1年目で15勝を挙げてリーグ優勝に貢献した。山田さんは「あれほどの選手と出会うことはなかなかない。感謝」とほほ笑む。
東海地区は中日のお膝元。「中日のスカウトは3、4人体制。負けるもんか、と思ってやっていた」と明かす。強くライバル視していたが、浅からぬ縁もあった。
中日の名スカウトと言われた法元英明さんは、朝日大(岐阜)時代の山田さんを担当していた。楽天に入った後も交流があり、「選手の見方を教えてもらい、スカウトの土台となった」。中日元スカウト部長の中田宗男さんも尊敬しており、球場での会話に聞き耳を立て、自身の肥やしとした。
同学年の井上一樹新監督と交流があったことも挑戦の後押しとなった。「新生ドラゴンズに加われることに喜びと緊張感がある」。東海、近畿両地区を主に担当する。「昨年はいいドラフトだった。さらにいい素材を現場に提供できるように頑張りたい」と抱負を語った。
[時事通信社]
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