独仏「強い欧州」訴え=第2次トランプ米政権発足で
【パリ時事】フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相は22日、パリで会談し、記者団を前に声明を読み上げた。第2次トランプ米政権の発足を受け、マクロン氏は独仏両国が「欧州を結束させ、強くする役割を果たす」ことが重要だと主張。ショルツ氏も「欧州は揺れ動く世界の中で強靱(きょうじん)でなければならない」と訴えた。
トランプ大統領は21日、欧州連合(EU)が「米国の自動車も農産物も買わない」と批判し、EU製品に追加関税を課す考えを示した。これに対しマクロン、ショルツ両氏は、関税の標的となる可能性がある欧州の自動車、鉄鋼産業を保護する必要性を強調した。
その上でマクロン氏は、トランプ氏が仕掛ける揺さぶりへの「唯一の回答は(欧州の)さらなる結束だ」と指摘。ショルツ氏は「欧州は逃げも隠れもせず、建設的で自信に満ちた(米国の)パートナーとなる」と述べた。
[時事通信社]
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