米、WHOから脱退へ トランプ氏が大統領令署名
【ワシントンAFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は20日、世界保健機関(WHO)からの脱退に向け、大統領令に署名した。トランプ氏はこれまで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応をめぐり、WHO批判を繰り返してきた。≪写真はスイス・ジュネーブの世界保健機関〈WHO〉本部に掲げられたロゴ≫
トランプ氏は就任式に臨んだ後、ホワイトハウスで演説し、米国は中国に比べてはるかに多額の資金をWHOに拠出していると主張。「わが国はWHOにだまし取られている」と語った。
米国はWHOへの最大の拠出国。米国が脱退すれば、WHOは大規模な再編を余儀なくされ、世界的な健康関連プロジェクトが混乱に陥る恐れがある。
第1次トランプ政権も、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)初期の段階でWHOは中国の影響を受けすぎたとして脱退を表明。ただし、ジョー・バイデン政権下で脱退表明は撤回された経緯がある。【翻訳編集AFPBBNews】
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