米首都で反トランプデモ=「歴史的返り咲き」、支持者は歓喜
【ワシントン時事】「億万長者の政治に抵抗する!」。氷点下に冷え込んだ米首都ワシントンで20日、トランプ新大統領の就任に反対するデモが行われた。一方、中心部のアリーナにはトランプ氏の支持者が詰めかけ、歴史的な返り咲きに歓喜した。
肌を突き刺すような風が吹き付ける中、数百人のデモ隊がホワイトハウスから北に約2キロ離れた公園に続々と集まった。「われわれは脇に追いやられたりしない」「団結して反撃しよう」。イスラエル擁護や移民の強制送還などトランプ氏の掲げる政策に次々と抗議の声を上げながら、道路を南下しホワイトハウス近くまで行進した。
参加者のベン・ジネビックさん(28)は「トランプ氏が就任式に呼んだのはイーロン・マスクやジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグら地球上で最も裕福な人々だ。トランプ氏はわれわれ労働者の側にいない」と批判。フィリピン出身のジョン・デラクルスさん(31)は「米国は移民の国だ」と力を込めた。
トランプ氏が屋内パレードに出席したアリーナ前では入場のため長蛇の列ができた。東部ペンシルベニア州から母親と訪れたレベッカさん(25)は午前7時に並び始めた。時折粉雪が舞う中、「この歴史的な行事に参加したかった」と寒さも気にしない様子。トランプ氏には「行き詰まった状況を変えてほしい」と笑顔で話した。
中西部オハイオ州から駆け付けたスコット・テイラーさん(62)はパレード後、「最高だった。米国の未来は明るい」と興奮気味。ノースカロライナ州在住のローレン・ヒュージスさん(23)も「午前4時半から5時間半並んだけれど、その価値はあった」とうれしさをかみしめるように語った。
[時事通信社]
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