2025-01-19 19:09スポーツ

佐久長聖コンビで勢い=「常勝」目指す長野―都道府県男子駅伝

5区で首位に浮上する長野の佐々木哲(右)=19日、広島県廿日市市(代表撮影)

 長野が昨年の記録を塗り替えて史上初の4連覇を遂げた。アンカーの伊藤は「後輩たちに花を持たせてもらおうと。プレッシャーを分かった上で楽しんで走った」。右手で「4」を示し、歓喜のゴールテープを切った。
 昨年の全国高校駅伝で2連覇した佐久長聖高の2人が勢いをもたらした。1区の浜口は先頭で迎えた残り500メートル付近で宮城の近江と激しい競り合いに。これを制してトップでつなぎ、「1区からいい流れを、という強い気持ちでラスト勝負に挑んだ」と胸を張った。
 5区の佐々木は区間記録を20秒更新する圧巻の走り。「何としても先頭で渡そう」。4位でたすきを受けて1位に押し戻すと、6区の中学生、中沢もリードを保った。
 県内中学の有望選手は、3月から年間を通して駅伝に向けた選抜合宿を重ねている。高見沢監督は「長野県チームは常に優勝を目指すということを中学生から意識し、高校、大学へと上がっていく。それが一体感につながっている」と言う。優勝は最多の11度目。強さは脈々と受け継がれている。
[時事通信社]

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