2025-01-15 12:26

中国首相と関係発展確認=自公幹事長、石破首相の親書手渡す

 【北京時事】自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長らは15日午前(日本時間同)、中国の李強首相と北京の人民大会堂で会談した。日中関係の安定的な発展を目指す方針で一致。森山氏は石破茂首相から託された習近平国家主席宛ての親書を手渡したとみられる。石破首相が早期訪中に意欲を示していることも伝えたもようだ。
 李氏は「当面、中日関係は改善と発展の肝心な時期にある」と指摘。相互に信頼を深め、協力を深化させ、対立点を「管理」していく必要性を強調した。
 森山氏は「日中関係が発展して良かったと両国国民に実感してもらうために何が必要か率直に議論したい」と表明。西田氏は李強氏の早期来日を招請した。 
 会談では、双方の利益が重なる分野で協力を進める「戦略的互恵関係」の推進も確認。日本側は日本産水産物の輸入規制や邦人拘束、強引な海洋進出などの懸案に関し、中国側の前向きな対応を改めて促したとみられる。
 両幹事長らは13日に中国入りし、14日に中国共産党幹部と6年3カ月ぶりに「日中与党交流協議会」を開いた。15日夜に帰国する。
[時事通信社]

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