琴桜、慎重に確実に=重圧の中、白星発進―大相撲初場所
慎重に、確実に、琴桜は隆の勝を退けた。「攻めどころで慌てずに、落ち着いていけた」。初の綱とりに挑む初場所。その第一歩を白星で飾った。
強い当たりをしっかり受け止め、得意の右を差しても、一気に仕留めにはいかない。土俵際での隆の勝のすくい投げをこらえながらついていき、左で上手を引く盤石の形になってから寄り切った。「相手の動きに対応しながら、じっくり攻められた」と振り返った。
「意識しても仕方がない。やるべきことをやるだけ」。横綱昇進が懸かる中でも、言葉や口ぶりに変な気負いは感じさせない。祖父は元横綱の先代琴桜。相撲一家の3代目として、常に大きな期待や重圧と向き合ってきた。それを乗り越えて好結果を出すには、平常心が一番と心得ている。
「きょうは勝つことが大事。きょう、あすで流れが出てくる」とは八角理事長(元横綱北勝海)。先場所の14勝1敗での初優勝で機運も高まっているのは確か。琴桜は「まだ始まったばかり。集中していく」。目標として追い続けてきた祖父に肩を並べる最高位へ、15日間の挑戦が始まった。
[時事通信社]
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