錦織、4年ぶりの舞台=大坂は厳しい組み合わせ―全豪テニス
テニスの四大大会今季第1戦、全豪オープンが12日、オーストラリアのメルボルンで開幕する。男子は元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が4年ぶりに出場する。今季初戦の香港オープンで6年ぶりにツアー大会決勝に進み、近年苦しめられた故障からの復活を印象付けた。世界ランクも74位と2年7カ月ぶりに100位以内に戻り、「プレーはだいぶ良くなってきている。攻撃力が上がってきた」と自信をのぞかせる。
優勝争いは昨季ツアー8勝を誇る世界1位のヤニク・シナー(イタリア)が中心か。生涯グランドスラム(四大大会全制覇)が懸かるカルロス・アルカラス(スペイン)も有力。37歳のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、元ライバルで昨年引退したアンディ・マリーさん(英国)をコーチに迎え、男女を通じて単独最多の四大大会通算25勝目に挑む。
女子で今大会過去2度優勝の大坂なおみ(フリー)は、前哨戦のASBクラシック決勝を腹部のけがで途中棄権したが、ロイター通信によると10日の記者会見で「まずまずの練習ができている」と話し、プレーには問題なさそう。1回戦の相手は昨年も対戦し苦杯を喫したカロリーヌ・ガルシア(フランス)。その後も実力者との対戦が続きそうで、厳しい組み合わせとなった。アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)は、女子ではマルチナ・ヒンギス(スイス)(1997~99年)以来の3連覇が懸かる。昨年準優勝の鄭欽文(中国)も四大大会初優勝を見据える。 (時事)
[時事通信社]
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