「充実した1年に」=藤井七冠が新年の抱負―将棋
「振り返ったときに充実した1年だったと思えるように取り組んでいきたい」。将棋の藤井聡太七冠(22)は昨年末、東京都内で記者会見し、2025年の抱負を語った。
23年に史上初の八大タイトル独占を達成。25年もタイトルの防衛戦を中心に1年が回るが、24年に初めて「失冠」を経験した叡王戦だけは挑戦する立場となる。
多くのファンが同い年の伊藤匠叡王(22)との「再戦」を待ち望んでおり、藤井七冠は、段位別予選を勝ち抜いた棋士たちで行われる本戦トーナメントから出場する。「今の時点で挑戦を具体的な目標として意識していない」としつつも、「(敗れた叡王戦)5番勝負で実力不足を感じた。それを改善した先に、そういったところが見えてくる」と闘志をのぞかせる。
私生活では鉄道好きで知られ、パソコンの画面上で列車運転を疑似体験するシミュレーターを操作するのが息抜きという。だが、「オフの日も将棋が中心」と、今年も手を抜かない毎日が続く。
[時事通信社]
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