強さに揺るぎなし=坂本、演技構成点で圧倒―全日本フィギュア
日本女子に勢いのある若手は出てきた。だが坂本の強さは揺るぎなかった。演技後半のフリップ―トーループの連続3回転では一つ目で着氷が乱れて二つ目が2回転になったが、目立ったミスはそれだけ。演技後は悔しそうに顔をしかめながらも「宿題が出た。次に向けていい調整ができそう」と前向きだった。
SP2位の島田は、ジュニアながら4回転トーループなどの大技を持ち、高い技術点で勝負してくる。スケーティング技術や構成などを評価する3項目の演技構成点で差をつける必要があった。
フリーでは音を正確に捉えた動きで、プログラムの世界観を余すことなく表現。10点満点で評価する3項目全てで9点台をたたき出した。技術点では島田に7点以上の差をつけられたが、演技構成点は坂本が12点以上も上だった。
全日本の4連覇はあくまでも通過点。エースとして臨む世界選手権では、4連覇と五輪の出場枠獲得が懸かる。「守りに入らず、攻めの姿勢でいけたら」。どんな重圧にも打ち勝ってきた坂本なら問題ないはずだ。
[時事通信社]
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